1978-03-02 第84回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
それでいて政府は、昭和三十五年以降、数回にわたり、北富士演習場における忍草入会組合の持つ旧来からの立ち入り、使用、収益の入会慣習の存在を確認し、しかもこの入会慣習を「将来にわたって尊重する」との確約文書まで交付し、それどころか、当時の江崎、藤枝防衛大臣及び池田首相は、当時の忍草入会組合顧問である天野重知氏、また組合長である渡辺勇氏、天野茂美氏とかたい握手まで交わして、忍草部落との交渉を円満妥結した。
それでいて政府は、昭和三十五年以降、数回にわたり、北富士演習場における忍草入会組合の持つ旧来からの立ち入り、使用、収益の入会慣習の存在を確認し、しかもこの入会慣習を「将来にわたって尊重する」との確約文書まで交付し、それどころか、当時の江崎、藤枝防衛大臣及び池田首相は、当時の忍草入会組合顧問である天野重知氏、また組合長である渡辺勇氏、天野茂美氏とかたい握手まで交わして、忍草部落との交渉を円満妥結した。
さらに、同様のものが、二十六日には丸山何というのですか、調達庁の長官からも再度確認をした形で出されてもおりますし、それから三十六年の九月十二日には、当時の藤枝泉介防衛庁長官から、忍草区長の天野茂美さんにあてまして、さらにその意味を強めた回答が寄せられております。
「山梨県南都留郡忍野村忍草区長天野茂美殿」と出ております。この暫定協定五の一、「国有地の開放については、従前の経過を基礎として今後も引続き努力する。」、この二つの具体的な事例は明らかに公文で残っておりますよ。これを尊重をされていくかどうか。国有地開放の内容は、少なくともこれは最小限度の一線だと思う。